image1.jpeg2013年10月23日。小田原駅西口に朝5時45分集合したが、道路事情を読み切れず羽田空港ではチェックインギリギリの搭乗手続きでしたが皆さんの協力で何とか機内に。

小雨が降りしきる高知龍馬空港に降りて用意したバスで一路桂浜へ。雨脚が強くなってきたが皆さんがばって龍馬像の前へ集合。記念すべき、1回目の集合写真をパチリ。桂浜は波が高くゆっくり散策ということにはなりませんでしたが荒れ狂う浦戸湾の波しぶきを堪能しました。
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龍馬記念館では学芸員の前田由紀枝さんが足のけがをおして私達を迎えてくれました。(通常は案内はしてくれません)館内では主に龍馬の写真にまつわる話、肖像画についての詳しい説明、龍馬の手紙については特に時間を割いて詳しく説明していただけました。書簡は複製とはいえかなり綿密に黄ばみや汚れなども再現しているとのことで、解説を聞いてみてみるとその価値が高まって皆さん真剣に見入っていました。
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本来なら上がることのできない京都研修でも行きました近江屋の龍馬・中岡の最後となった襲撃された部屋の再現の場所に特別に上がらせていただきました。
この部屋に上がると実際にどういった状況で切りこまれたのかどんな思いで息を引き取ったのか考えてしまいます。
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この後ひろめ市場までバスで移動し。それぞれ高知の特産品を見繕って楽しい昼食の時を過ごしました。
とくに「むぎわらで焼くかつおのたたき」は行列を作って買いました。
そもそも土佐藩に「郷士」なる制度が出来たのも関ヶ原の戦いで長宗我部盛親が徳川家康率いる東軍と戦わずして帰国し、その後家康に謝罪するも許されず所領を没収されそのあとを収めたのが山内一豊で妻のお千代の機転で家康に有利な情報を与えたというだけで?論功行賞で授かった領地に立てた高知城を見学しました。写真の青いブレザーを着ているガイドさんは御年80歳を超える高齢の方でしたが足取りも軽く天守閣の急な階段も普通に昇降していました。恐れ入ります。
 
 
 
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天守閣の最上階で記念撮影。みなさん城主になった気分ですが今回は坂本龍馬の研修。もちろん龍馬は高知城の中へは入ったことはありません。
普段の行いが悪いせいか雨の高知城を後にして龍馬の生誕の地の碑がある上町病院前まで傘をさしての行列。手前のバス停も龍馬さんを偲んでいます。才谷屋跡地、日根野道場跡地、近藤長次郎宅跡地を歩いて、龍馬の生まれた町記念館までたどり着きました。
雨の中の強行軍でしたので、とりあえず皆さんホテル南水さんで一休み。
18時30分からめちゃめちゃ熱い高知の龍馬関係の方と交流会が始まりました。
鈴木会長には橋本全国龍馬社中会長から記念の龍馬像をいただきました。(小田原藩からは蒲鉾と今回作りましたハッピを祈念にお渡ししました)
橋本会長は全国に龍馬会を162団体作られた方で、龍馬記念館設立に対して全国を歩いて10億円の寄付を集め高知県に寄贈して記念館設立の引き金になった方です。さらにお話の中で日本の空港で初めて人名(龍馬空港)を付けたことでも大変な尽力を注いだ方で、参加者全員かなり感化されてきました。
今回同行した、龍馬会の会員のご婦人方も違和感なく話に盛り上がっていました。
 
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今回の研修のもう一つの目的でした環境都市梼原町の見学です。
梼原町は人口4000人の正直本当に田舎の町です。(高知からも2時間の道のりです)町の面積の91%を森林で占めるという実態を見事に活用し14年前から環境都市づくりに町ぐるみで取り組み、町の電力需要の30%近くを小水力や太陽光、風力でまかなっており、将来は100%再生可能エネルギーで賄える街づくりをしていくんだと表敬訪問笹ていただいた矢野町長も話しておりました。
ほうとくエネルギーの社長でもある蓑宮顧問も真剣な質疑を町長としていました。
まさに百聞は一見にしかずの町だと思いました。
本来ならこの後龍馬の脱藩の道を歩く予定でしたが、あいにくの雨と台風の接近で飛行機が飛ばないとの情報も入ったため急きょ予定を変更。
急ぎ駆けつけてくれた梼原龍馬会の西村会長の案内で維新の門を案内していただき高知を去ることになりました。
 
 
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小田原藩龍馬会初の2日間の宿泊研修でしたがあいにくの雨や台風で予定もかなり変更ありましたが皆様のご協力で何とか無事に修了しました。現地の皆さんの熱い歓迎も本当に感謝しています。今回仕事や用事で参加できなかった方にも次回はぜひ参加していただきたいと思っています。次回は「長崎」なんて話もありますが、龍馬さんの足跡をたどる旅は楽しいことがたくさんあります。
参加していただいた方に改めて感謝して取り急ぎ報告とさせていただきます。
小田原藩龍馬会副幹事長  古川達高