2019年8月30日(金)9時。第5回小田原藩龍馬塾が2泊3日の合宿形式で今年も開塾しました。
次世代を担う若者に坂本龍馬や二宮尊徳のように日本や地元のことを考え、率先して行動できる人材を養成することを目的に企画されたものです。
公募者より二次選考を通過した18歳から35歳までの若者17名(内女性4名)が入塾しました。
<初日>
報徳二宮神社および報徳会館で行われた入塾式典には、
塾生と運営する小田原藩龍馬会(以下龍馬会)のメンバーが集合し、
第5回龍馬塾が始まりました。
報徳二宮神社で草山明久宮司(龍馬会副幹事長)による祝詞。
参加者が玉串奉奠を厳かにおこないました。
入塾式は、小田原藩龍馬会柴崎正三副会長による開会の宣言により始まり、
全員で国歌と龍馬会歌を斉唱。
蓑宮武夫龍馬塾塾長(龍馬会顧問)の挨拶。
西山先生のご指導で初対面の塾生同士、まず隣の席に自己紹介。名刺交換会
神戸先生による「龍馬を語る」。
報徳二宮神社草山明久宮司による二宮尊徳翁の講話。
三日間かけて作成する「夢・志マップ」、講師は東京都市大学 准教授で龍馬会会員の西山敏樹先生。
初日は自分の現状を知ることから。
塾生間、龍馬会メンバーと自由に意見交換し、各自現状をまとめました。
工学博士・東京大学名誉教授・コンピューター科学者 坂村健先生による講義。
パネルディスカッション「龍馬に教えられた事」をテーマに、
司会 古川達高事務局長、パネラーには、社会福祉法人 小田原福祉会(潤生園)時田佳代子理事長、株式会社古川の古川剛士社長、南開工業㈱の中村仁社長の3氏。
皆自由闊達にトーク。
夕食後は二宮尊徳公にちなんだ「芋こじ夜会」と称する座談会。最初は大芋こじ夜会(全体)。
塾生、講師、龍馬会メンバーが初日の感想、自分の現状のことなど分け隔てなく、
ざっくばらんにディスカッション
その後小芋こじ(各部屋に分かれてのフリートーク)。
時間を忘れて杯を重ね(未成年者はもちろんノンアルコール)、
夜遅くまで語らいました。
<二日目>
朝7時からラジオ体操。先輩の卒塾生が手本になって、全員で軽やかに運動。
午前中は郊外に移動し野外体験学習。
江の浦にある牧場「サドルバッグ」で初めて和弓の扱いを学び、その後馬に跨り弓射。
わずか2時間あまりで流鏑馬。できないと当初は思っていた塾生たちですが全員的中。
成功体験で顔つきが変わっていく塾生、同期の一体感も生まれます。
昼食を挟んで、午後は地域学習。小田原の老舗「ういろう」の歴史と観光地での老舗経営ポリシーを、
25代目当主の外郎藤右衛門氏より説明。博物館で日本人の気質を体感。
地域学習二コマ目は、小田原まちセッションズ代表 平井丈夫様による史跡解説を聞きながら
小田原の歴史を学習。
歴史を感じながら小田原の街を高台から望む一同。
研修所に戻り「日本を代表する成功者」の講義。講師はヒューマンズ・ネット代表取締役 柴崎正三様
前日に続き西山講師による「夢・志マップ」の実習作業。
龍馬会会員にアドバイスを求めながら10年後の将来像を膨らませる大事な時間。
大いに悩み、作業を進めていました。
二日目の芋こじ夜会
昨晩に引き続き大芋こじ夜会、その後部屋毎に3つに分かれてと小芋こじ夜会。
部屋毎に車座になって語り合いました。
塾生もスタッフも龍馬会会員も皆がザックバランに話し合い打ち解けました。
<三日目>
最終日の講義は一般財団法人小田原市事業協会 井澤幸雄代表理事による「小田原の現状とあるべき姿」
「夢・志マップ作成」の総仕上げ。
塾生自身が、三日間のなかで10年後の自分の目的と今後の行動計画を目標に落とし込んで模造紙にまとめています。
卒塾者による「夢・志マップ」の発表を行う前に二日目から
寝食を共にした龍馬会名誉会員の合田雅史さんが、
塾生の緊張をほぐすゲームを提案。みんな和みました。
17名の卒塾者による各自の「夢・志マップ」の発表!
内容、まとめ方、プレゼンテーション力が問われ、
各自一生懸命3日間の成果を熱弁。
倉田副会長より卒塾式冒頭にご挨拶。塾生の発表、そしてこの3日間を今後に活かしていってもらいたい旨エールを送りました。
蓑宮塾長から17名の塾生一人ひとりに修了証が授与され、塾長による総括。
三日間を通じて感じた総評をお話いただきました。
「志にはもっと各自、具体的な数値目標を!」と17名の若者へエールが送られました。
小田原藩龍馬会歌の作曲を手掛けてくださったシンガーソングライター小田原藩龍馬会名誉会員の白井貴子さんもかけつけてくださり、塾生と共に会歌を合唱。
本龍馬塾の創設から塾長を務められて来られた蓑宮塾長がこの第5回を持って勇退されることとなりました。鈴木副塾長より蓑宮塾長様へ感謝状と記念品贈呈
閉会後参加者全員で集合写真を撮りました。みなさんいい表情をしています。
卒塾後の懇親会は神戸副塾長による挨拶、
辻村農園、辻村代表にて乾杯の音頭をとりスタート。
来賓、塾生の上司や龍馬会メンバー、お手伝いをしてくれた龍馬塾OBが集まり、懇親を深めました。
合田雅史さんから、急遽長年その役を担っておられた『水戸黄門 格さん』の決め台詞のご披露もありました。
来年は8月30日(金)~9月1日(日)
第六回小田原藩龍馬塾を開催する予定です。
どうぞ皆さんご期待ください。
また活動のご支援をよろしくお願いします。